看護師の転職で重視される自己PRについて

人間関係のトラブルや、出産などで一度看護師の仕事を辞めた後、転職を考える方は少なくありません。しかし、転職をする場合は面接時の自己PRに何を伝えれば良いかで悩む人もいることでしょう。そもそも自己PRは、自分の持つスキルや経験してきたことなどを伝えるものです。したがって、職場を選んだ理由を述べるのではなく、客観的に自分を分析して、自分のスキルを自信を持って話すことが大切です。

その際、これから一緒に働きたいという印象を与えるためには、仕事を辞めた理由がネガティブな事であっても、ポジティブに捉えて伝えることが大切です。例えば、体力的、精神的にきつかったことや、先輩と上手くやれなかったことなども、それらから学ぶことができたというように、良い解釈をして、自分の意見を交えながら話しましょう。また、以前の職場と同じ分野での転職では、経験してきた事などをアピールし、まったく違う分野に挑戦する場合は、自分の経験を新しい分野へ繋げられる事をアピールします。

さらに、出産や介護などで離職した場合は、以前の職場での経験や自らのスキルと共に、子育てや介護で得られた経験を新しい職場で活かせる事や、今の生活環境でどのように働いていけるかを伝えます。自己PRは、自分と向き合う作業が必要な事ですが、じっくりと考察すれば、今までは気付けなかった自分の長所や得意分野、強みなどが見えてきます。そして、自分の長所を伝えられるように、魅力的な自己PRをすることが大切です。